除籍謄本について

相続

この記事を読むと?

 除籍謄本について知ることが出来ます。除籍謄本とはそもそもどういったものなのか知りたいという方や、除籍謄本が必要な場面はいつなのか知りたいという方などにお役立ていただける記事になっております。是非ともご参考にして頂けたらと存じます。(2021年7月現在)

除籍謄本とは

 除籍謄本とは、その戸籍が空っぽの状態のことを証明するものです。通常の戸籍謄本は筆頭者をはじめとした、戸籍に入っている人達の戸籍事項を証明する書類です。しかし除籍謄本は、婚姻や死亡などで戸籍から抜けていくことで、誰も戸籍に入っていない状態になったことを証明する書類なのです。戸籍謄本の戸籍全部事項証明書に対して、除籍謄本は除籍全部事項証明書とも呼ばれます。
 なお、除籍謄本はあくまでも戸籍の全員が何らかの理由でいなくなったもののことを言います。戸籍の中の誰か1人でも残っている場合は、戸籍謄本としての扱いになりますので注意してください。除籍謄本の場合は、横書きですと左上に、縦書きですと一番右に「除籍」の記載があります。見分け方の一つとしてご確認ください。
 発行する際の手数料に関しては、地域にもよる場合もありますが、ほとんどが除籍謄本は750円かと思います。戸籍謄本の450円に比べて少し高くなりますので、ご注意いただけたらと存じます。

除籍謄本が必要な場面

 実際に除籍謄本が必要な場面はどういったところなのでしょうか。代表的な例として2つほど挙げさせていただきます。

① 相続手続き時
 相続人の調査の際に、被相続人の出生から死亡までの連続した戸籍謄本等が必要になります。戸籍謄本以外に、除籍謄本や改製原戸籍も収集するものに含まれます。また、預金や保険金の相続手続きの際にも必要になります。

② 各種名義変更手続き時
 不動産を相続する際の名義変更・登記手続きや、有価証券・自動車などの名義変更手続きの際にも除籍謄本は必要です。

 この他にも、手続きで除籍謄本が必要な場面がございますので、それぞれの状況に応じて確認していくことをおすすめ致します。

まとめ

 以上が、除籍謄本についてでした。相続手続きや被相続人からの名義変更手続きなどに使われることが多いので、いざ必要になったときに慌てないようにしていきましょう。弊事務所でも、相続手続きサポートや名義変更手続き代行を承っております。お問い合わせの上、是非ともお気軽にご相談頂けたらと存じます。

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