この記事を読むと?
相続関係説明図の概要と作成方法について知ることが出来ます。相続をすることになったが、相続人が大人数で整理しきれないという方や、被相続人に対してどの親族がどの位置付けなのか分からないというような方などにお役立ていただける記事になっております。是非とも参考にして頂けたらと存じます。(2021年6月現在)
相続関係説明図とは
相続関係説明図とは、相続関係を分かりやすくする為に、家系図のように図式化したものです。こちらを作成することにより、相続税の申告や預貯金の解約手続き、不動産の名義変更などに使用することが出来ます。また、税理士さんや裁判所に対して、分かりやすく状況を把握してもらえます。以上のようなメリットがありますので、相続関係説明図は作成しておくことをおすすめします。
相続関係説明図の作成方法
作成方法としては、エクセルで作成していくのが良いでしょう。手書きである必要はありません。横書きでも縦書きでも構いませんが、今回は、横書きで記入例を添付いたします。
まず、婚姻関係は二重線で繋ぎます。第1順位である子(亡くなっている場合は孫)が相続人の場合は、被相続人を説明図の左上に記入し、そこから右に子(亡くなっている場合は孫)を記入していきます。(下図参照)
次に、子・孫がおらず、第2順位である両親(亡くなっている場合は祖父母)が相続人の場合は、被相続人を説明図の右に記入し、そこから左に両親(亡くなっている場合は祖父母)を記入していきます。(下図参照)
第3順位の兄弟姉妹が相続人の場合は、被相続人と並べて記入すると良いでしょう。(下図参照)
被相続人に関しては、最後の本籍・最後の住所・氏名・生年月日・死亡年月日を記入します。相続人に関しては、氏名・被相続人との続柄・住所・生年月日を記入します。
まとめ
以上が相続関係説明図の概要と作成方法になります。後々の手続きのことを考えると作成しておいた方が良いでしょう。また、忙しくて作成する時間がないというような方は、弊事務所でもサポートしておりますので、お気軽にご相談頂けたらと存じます。