戸籍附票について

相続

この記事を読むと?

 戸籍附票について知ることが出来ます。戸籍附票とはどういったものなのか知りたいという方や、戸籍附票を手に入れる方法や使い道を知りたいという方などにお役立ていただける記事になっております。是非ともご参考にして頂けたらと存じます。(2021年7月現在)

戸籍附票とは

 戸籍附票とは、本籍のある市町村に戸籍とともに保管されており、戸籍に記載されている方の住所地が記録されているものです。通常、住民票を取得すると、住所地については現在の住所地のみが記載されています。しかし、戸籍附票の住所地に関しては、戸籍に記載されてから現在までの住所地が記載されています。住民票とは違い、今までの住所地の移り変わりが証明出来るというわけです。
 なお、戸籍附票の戸籍全員が除籍になった場合は「除附票」と言います。こちらは、平成26年3月31日以前に除附票となったものを除き、150年間保存されます。

戸籍附票を使用する場面と入手方法

 戸籍附票を使用する場面として、引っ越しで何度か住所地が変わっており、その何度か前の住所地を証明したい場合が挙げられます。主に、不動産登記や自動車の名義変更などに使われます。前述の通り、住民票では現在の住所地しか記載されておりませんので、戸籍附票を活用していきます。注意しなければならないのは、戸籍が出来てからの住所遍歴のみが戸籍附票から証明出来るという点です。したがって、それ以前の住所地を証明したいという場合には、転籍前の戸籍附票を取得して確認する必要があるのです。
 戸籍附票の入手方法としては、各市町村の窓口で直接取得する方法、マイナンバーカードや住民基本台帳カードなどを使ってコンビニエンスストアで発行する方法などがあります。こちらの方法に関しては、戸籍謄本と同じですのでイメージはしやすいと思います。

まとめ

 以上が、戸籍附票についてでした。戸籍謄本については分かっていても、戸籍附票については触れることも少ないので、分からなかった方も少なくないと思います。しっかりと戸籍謄本と区別して、必要な場面を把握していくと良いでしょう。相続手続きでどんな書類が必要になるのか、整理がつかなかったり面倒だと感じる方がいらっしゃいましたら、弊事務所にご相談下さい。戸籍収集から遺産分割協議完了までしっかりとサポートさせて頂きますので、お問い合わせの上、是非ともお気軽にご相談頂けたらと存じます。

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